引っ越してきた町に住む妻たちの秘密は、割と早い段階でネタばらしがあるので、別に驚くことはないのですが、あまりにリアリティがないというか、突飛すぎるなぁ（設定が未来だったら「あり」かもしれませんが）。真相が明らかになるラストのドタバタは「お粗末」の一語。とりあえず、誰よりもアンドロイドっぽいニコール・キッドマンが真相を追うという設定にアイロニーを感じました(笑)
従順で家庭的な妻を理想とするという父権主義（？）へのアンチテーゼという、フェミニズム的な視点だとは思うのですが、その首謀者が男性ではなかったというところは興味深かったです。フェミニズムの攻撃対象は、父権主義のもとで生きることを望む女性にも向けられるということなのかな（この映画がそこまで深く思考しているかは不明）
