原作はインディーズから世界的に大ヒットしたホラーゲーム。今やゲームはシリーズ化していて、更に実写映画化なんてサクセスストーリーですね。
多少は映画化するにあたって変わっているところもありますが、夜間警備員が午前12時から6時まで監視カメラや扉などを使って襲い来る謎の機械人形から生き残るというゲームの設定をそのまま落とし込んでいます。
この辺は脚本に原作者であるスコット・カーソンさんを置いているので原作に忠実になっていると思います。
ただ…スゴく真面目でシリアスで良いのですが、もう少し遊び心があっても良かったような…。まあゲームの雰囲気は良く出ていますが、それが面白さにちょっと繋がっていないというか…。
流石にただゲームそのままで機械人形との攻防戦だけを描く訳にも行かないので、女性警官とか映画オリジナルのキャラや要素などで話を構成していますがそこの部分が何とも微妙…。キッズや若い世代がやるゲームでもあるので、映画もその層に配慮して機械人形に襲われ殺られるシーンは直接的な描写を避けてオブラートに包んでいるのでそこもホラー映画として微妙になってしまっている印象。
機械人形の正体は意外でちょっと驚いた。だからあの人が強引に近づいて来た訳ね。
原作者が絡んでいる割には面白さも怖さも中途半端でしたが、機械人形はゲームそのままでしたしゲームをプレイした事がある人ならそれなりには楽しめるかなと思います。
日本ではさほど話題にならなかったけれど、本国では好調で既に続編も製作するそうなので次作ではもっと恐怖にフィーチャーした作品を期待したいです。
まとめの一言
「インディーゲームからの成功」