YokoGoto

スパニッシュ・アパートメントのYokoGotoのレビュー・感想・評価

3.5
『ニューヨークの巴里夫』を観ようと思ったら、前作が『ロシアン・ドールズ』だったので、『ロシアン・ドールズ』を観ようと思ったら、前作が『スパニッシュ・アパートメント』だっていうんで、とにかく本作を鑑賞。(笑)

フランス映画っぽくない、コミカルで軽快な物語。

こんなにハッキリ言っていいかはわからないけど、主役のグザヴィエは、いたって普通の20代男子。

めちゃめちゃハンサムという訳でもない。普通で平凡な彼を中心に、至って普通のシェアハウスのドタバタ劇から、奥深い“多様性”みたいなものを浮き上がらせた作品。

物語は、パリに住む25歳の青年グザヴィエの、バルセロナでのルームシェアから始まる。

国籍も性別もバラバラの、全く異なる5人の学生たちが暮らすアパートで展開されるごった煮の群像劇。

様々な人種・国籍・文化という多様性をごちゃまぜにしてるのだが、これが普通に『ありそう』なリアリティが絶妙。

若さゆえの柔軟性で、多国籍な同年代の若者たちと、彼らなりの絶妙なバランスをとって暮らしているあたりが自由で爽快。

相手への理解なんて、そんなにかしこまらずとも、人間なんてこんな風に自然に打ち解けていくんだなぁ、、、と人間の可能性を垣間見た感じ。

とにかく、初対面なのに、人と人との距離が近くて、生粋の日本人の私は、ちょっと驚いた。欧米人って、距離を詰めるのが上手。w