このレビューはネタバレを含みます
そう、自身の熱烈な欲求によって、何かをせずにはいられなくなること、そこに損得はなく、もしかしたら間違いなのかもしれないが、それでもせずにはいられない熱情…!
この映画を観て始終感じたもやもやの正体を、日々の生活の中で、なんとなく心に留めていたら、そのもやもやが自身の主体性の欠如に対する不安なのだとある時気付いたのだった。
この映画は、もちろん日々の生活の中の数あるきっかけの1つに過ぎないのだけど、それでも心の中でくすぶっていた小さな火種を確かに大きくしていたのだな。