スギノイチ

極道戦争 武闘派のスギノイチのレビュー・感想・評価

極道戦争 武闘派(1991年製作の映画)
2.0
この時期の中島貞夫の映画を観ていると哀しくなってくる。70年代はあんなに面白かったのに。
ヤクザ映画にチンピラロマンを持ち込むのは70年代からのノイズであり魅力でもあったけど、それすら記号的な陶酔になってしまっている。
しかも、そのロマンの中心たるヒロインがピンクレディの片割れなのはどうしてなんだ。
この人を松山千春と中井貴一が奪い合うのを延々見せられてウンザリ。
やくざ映画としても、『男たちの挽歌』をしょぼくしましたという感じでタルい。

あ、でも松山千春の演技は上手くないけど悪くなかった。主人公のキャラはかなり魅力的。
スギノイチ

スギノイチ