ねぇボクのこと見えてる?
そんなに興味無かったのですが、あのちゃん目当てで。
マッチングアプリで出会った女子高生を部屋に連れ込んだら自殺。
埋めようとしたら死体が消えていた。
それ以降、ARアプリで現れる女子高生を追うようになってしまう。
オープニングの深海での鯨の骨の話はまさに偶像に群がる人々のよう。
偶像に祭り上げられる人もいれば、自ら望んで偶像となる人もいる。
前者はただ普通でいたいだけかもしれない。
宗教にも似てるようで、心の拠り所にするだけならいいけど、生活の全てを捧げるようになるとヤバいよね。
そんな偶像に振り回される人々と、偶像にされた人を描いていて意外と面白かった。
それに今の時代の移り変わりの速さなども。
主人公が死体を運んで埋めようとしたらくだりはイマイチ納得出来ないけど、序盤で見えない付箋か見えてたりしたのが伏線ってことなのかね。
宇野祥平は相変わらず良いアクセントになってますね。
彼の末路もまた悲劇。
肝心のあのちゃんは演技は上手いとは言えないけど、「女の子よ死体と踊れ」の頃よりは随分と良くなってた。
ゆるめるモ!の頃はLIVEも休みがちだったし、全体的に迷ってる感あったけど、ソロになってからは色んな意味で覚悟を決めたのが演技にもLIVEにも現れてるのかもしれない。
あとEDの「鯨の骨」は名曲ですなぁ。