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原子怪獣現わるのkazu1961のレビュー・感想・評価

原子怪獣現わる(1953年製作の映画)
4.0
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-213 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋怪獣映画や怪獣特撮映画ファンには堪らない作品ですね!!そう『ゴジラ』を含めてこの後の特撮怪獣映画や特撮SF映画に多くの影響を与えた金字塔的作品!!特に核実験によって現代に蘇った怪獣と人間の攻防を描いた作品なのは『ゴジラ』と全く同じ。1953年に製作された本作と1954年に製作された『ゴジラ』、共に核をテーマにしているところが日米ということで、とても興味深いですね。

🖋『ゴジラ』は着ぐるみとミニチュアをベースにした円谷英二が誇る特撮。一方本作は怪獣特撮の礎、レイ・ハリーハウゼン長編映画デビュー作で、ストップモーションを軸にした特撮、とてもリアルで、またそのヴィジュアルがなんといっても素晴らしいです。

🖋本作、レイ・ブラッドベリの短編『霧笛』を下敷にした怪獣映画で、ストップアニメーションの特撮はレイ・ハリーハウゼンが担当しました。少年時代から旧知の仲であった二人のレイの夢が結実したという、少々ロマンチックな舞台裏もあるそうです。

🖋『グレムリン2』の中にワンシーンが挿入されたことでも話題になりました。ほんと古典的SFX映画の傑作です!!

😆Story:(参考: Amazon)
歴史的な水爆実験を成功させたアメリカ。しかし、その衝撃で北極に眠る1億年前のティラノザウルスを蘇生させてしまう。原子怪獣となったティラノザウルスは、ついにニューヨークに上陸。都市機能を次々と破壊していくが、全身を放射能に汚染された怪獣をむやみに攻撃することはできない。原子怪獣によって崩壊していくニューヨーク…。この都市を救う手段はいったいどこにあるのか。

🔸Database🔸
・邦題 :『原子怪獣現わる』
・原題 :『The Beast』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1953
・日本公開 : 1954/10/17
・上映時間 : 80分
・受賞 : ※※※
・監督 : ユージーン・ルーリー
・脚本 : ルー・モーハイム、フレッド・フリーバーガー、ユージーン・ルーリー、ロバート・スミス
・原作 : レイ・ブラッドベリ
『霧笛』(The Fog Horn)
・撮影 : ジャック・ラッセル
・音楽 : デビッド・バトルフ
・出演 : ポール・クリスチャン、ポーラ・レイモンド、セシル・ケラウェイ

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
ジャック・ディーツとハル・チェスターが共同で製作した空想怪奇映画1953年作品。レイ・ブラッドベリの原作をルー・モーハイムとフレッド・フリーバーガーが監督にあたった。撮影はジャック・ラッセル、音楽はデイヴィッド・バトルフ。出演者はポール・クリスチャン、「三つの恋の物語」のポーラ・レイモンド、「奥様は魔女」のセシル・ケラウェイ、ケネス・トビー、ジャック・ペニックなど。
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