Kohtaro

原子怪獣現わるのKohtaroのレビュー・感想・評価

原子怪獣現わる(1953年製作の映画)
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ゴジラ関連の文献を読むと必ずと言ってよいほど言及がある映画なのですがやっと見ることができました。

ゴジラというよりガメラがこの映画そのまんまだったので驚きました。ガメラって新規性少なかったんだな、と。

特撮シーンが少なすぎて退屈に思いながら見ていたのですが、最後20分はてんこ盛りでした。最後の10分は舞台の選出が素晴らしく、演出の力を感じさせられました。

核兵器の扱い方がゴジラと全く異なり、日米で、被爆国と原子爆弾を落とした国の意識の違いは顕著で見ていて面白いです。

作品全体の評価として本作の特撮シーンはかなりのクオリティではあるものの、個人的にはゴジラの方が面白いと感じ、日本の特撮映画の素晴らしさを再確認しました。
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