菩薩

闇を横切れの菩薩のレビュー・感想・評価

闇を横切れ(1959年製作の映画)
4.5
冒頭の政治状況の嘆きが昨今もまるで変わっていないどころか悪化の一途を辿っている現実に萎え萎えになりながらも、終盤の激アツ展開に思わず胸の中で拳を握り天に突き上げた。どうしたって話は読めるし実際その通りになっていくが、これは今の日本に必要な革命の映画、読売に産経よ、君達がやるべき事はこれなのではないか…?思わず劇中のフィクサーをアベシやニカイやアソーに置き換え、彼等がフルボッコにされる未来を想像してしまった、土地の払い下げとかさ、モリカケやん。新聞も警察もフィクサーの支配下にあり、皆我身可愛さで口を割らず、一歩でも足を踏み入れようものなら簡単に消されていく。そんな牙城を崩そうと、川口浩探検隊は正義を目指してアマゾンの奥地へと…じゃないけど色々行くんす…。山村聰の大演説、一度は彼に絶望するも自らが為すべき、書くべきことに再度目覚める川口。高らかに鳴り響くラ・マルセイエーズ、線香はいつでもあげられる!の咆哮、繰り返しますがこれは今の日本に必要な革命の映画、大きくなったら革命家になるわ俺…。このままハリウッド出してもいけるのでは?めちゃくちゃ面白かった。
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