MANU

ツーリストのMANUのレビュー・感想・評価

ツーリスト(2010年製作の映画)
2.6
2010年(アメリカ)
原題:THE TOURIST

監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
脚本:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク、クリストファー・マッカリー、ジュリアン・フェロウズ
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード

出演(日本語吹替):
ジョニー・デップ(平田広明)
アンジェリーナ・ジョリー(湯屋敦子)


製作:グレアム・キング、ティム・ヘディントン、ロジャー・バーンバウム、ゲイリー・バーバー、ジョナサン・グリッグマン
製作総指揮:ロイド・フィリップス、バーマン・ナラギ、オリヴィエ・クールソン、ロン・ハルパーン

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イタリアン・マフィアから金を盗んだ男に近づき恋人となり追うロンドン警視庁の潜入捜査官だったものの、その男を本当に愛してしまい行方をくらまし自身もロンドン警視庁からマークされる存在になってしまったアンジェリーナ・ジョリー。

一方ロンドン警視庁はもとより、彼氏の金を盗んだマフィアからも追われている最中に偶然電車で乗り合わせた「ツーリスト」のジョニー・デップ。

傷心旅行中のしがない旅人にも関わらず、アンジーのミステリアスな魅力に魅せられ、彼女が危険な状況に置かれていると知らず、巻き込まれていき一緒に逃走するハメになり。。

と言ったサスペンス逃走劇。

日本で公開になった高校3年生の時に見に行った映画ですが、今回はTX「午後のロードショー」で7年ぶりに再観賞。

なんだろ、、公開当時はクライマックスのくだりを観てとんでもないどんでん返しのすごい映画だ!って感じた記憶があるんだけど、今回はそこまで感動しなかったですね。

1度観た映画だからというのもあるのかもしれないけど、それを差し引いても(なおかつ展開やストーリーは7年ぶりだったのでほぼ忘れていた)予想しやすい展開というか、ありがちな終わり方だったかなと。

男女2人の逃走劇というと同年製作の「ナイト&デイ」(トム・クルーズ&キャメロン・ディアス出演)と比べてしまうんだよね。

片方が機密事項に関わる敏腕エージェントでもう片方は超がつくほどの一般人という構図も似てるし、ネタバレになるので明記は控えますが終わり方もすごく似てる。

なのにアクション性、サスペンス性、コメディ性全ての要素において「ナイト&デイ」の方が圧倒的にハラハラして楽しいんだよなあ。

しかも調べるとこの映画、ジョニー・デップはトム・クルーズの代役で、アンジェリーナ・ジョリーもシャーリーズ・セロンの代役だったんだとか。
しかもトムの辞退理由が「ナイト&デイ」の撮影に入ったためだと。

主演2人が代役だなんて日本ではないよなあなんて思いつつ、もしトムとシャーリーズが出てたらどんな映画になってたろうとか、「ツーリスト」をやめて「ナイト&デイ」を選んだトムの作戦勝ちだろうか、とか色々考えてしまいますね。

平田広明氏がジョニー・デップの吹替をしていた点は、普段なら専属声優が付いてて満足する点なんだけど、役柄次第なのかもなと珍しく感じさせられた。

平田さんのジョニーはジャック・スパロウだからこそなのかも。。
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