ルイ・ガレルが監督・脚本・主演を務めたフレンチ・クライム・コメディ🇫🇷
刑務所の受刑者たちを相手に演劇教師をしている60歳の母シルヴィが強盗の罪で服役中の受刑者ミシェルと結婚すると知り息子のアベル(ルイ・ガレル)が奮闘する物語💨
自由奔放な母に振り回されて来た息子。
幾度目かの再婚でうんざりし、元犯罪者というのもあり義理の父に好意的とは言えない態度を取る。
そんな不和から、心が少しずつ通ったり、偏見がありながらそういう部分に変化が出てきたり、人は間違いを犯してもやり直せる…的王道ハートフル展開かと思いきや、割と予想外の展開に🤪
再婚相手のミシェルは花屋を開店し新規一転やり直すかと思いきや、また仲間と組んで強盗計画を企てるし(改心しないのかよ🤪)
息子は犯罪を毛嫌いしていたかと思いきや、一緒に強盗計画に協力することになるし(なんでそうなった🤪)
終盤も何だか思わぬ展開の連続で、なかなか奇抜な脚本でした😇
主人公の親友で色々と相談に乗ったり協力するクレマンス役は『燃ゆる女の肖像』のノエミ・メルラン❣️
コメディのイメージなかったけど、エネルギッシュな感じのある役にハマってたしこちらもよかった😋
今作でセザール賞助演女優賞も受賞したようだ🏆
あと脚本賞も🏆
人生はどう転ぶか分からないし、飛び込んでみないと見えないものもあると気づきを貰える話✨
自由奔放で息子より自分の幸せ優先だったように見えた母が見せた終盤の息子への愛情表現も良い❣️
受刑者への演技レッスンが、犯罪計画の中で必要な演技指導に生かされてるのも面白かった。