マッスル入道

モンスターVSエイリアンのマッスル入道のネタバレレビュー・内容・結末

モンスターVSエイリアン(2009年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

思ったより面白かった。Dream Worksのアニメ映画がはさんでくるギャグって結構好き。
ストーリーは王道。特筆すべき点は無い。というか何を目指しているのかよく分からなかった。
モンスター対人間という図式が割と薄っぺらだったので、「忌み嫌われ恐れられていたモンスターが活躍して人間の役に立ったため受け入れられる」という感動はさほどない。そもそもモンスターは存在を隠されていたらしいので初見で怖がられてはいても嫌悪されている様子ではなかったしなぁ。それに、正直そういう展開には飽きているので別にいい。

面白くていい奴なモンスターと、美人な主人公と、ぶっ飛んだギャグや風刺を楽しむ映画。
大統領関係もナカナカ面白かった。最後に核のボタンを押しちゃうのかよ。

DreamWorksの映画作品に出てくる女性がキャラって脇役でも割と濃いし強くて好き。
ただ今作の女性主人公はキャラが薄く、普通の女性。そこがいいのかも。特筆すべきことも無い普通の女性だったけど、普通じゃなくなっちゃった。あと美人でスタイルがいい。こっちがいいのかな。美人でスタイルがいいって普通じゃねえしな……。2次元では普通だけど。

吹替版のみを見たが、日村の演技がキャラクター(スライム)と合っている。原作はもっとハイテンションでバカっぽい感じなんじゃないかと想像するが、こちらでは微妙に育ちがよさそうな声になっており、そのギャップも悪くない。
正直言って、芸人を声優として起用するのは好まない。「芸人に声優やらせたら人気出るでしょ」みたいな思惑でやっているように思えるからだ。しかもその芸人のキャラゆえに原作の雰囲気が崩壊していたらもっと最悪だ。シュレックは絶対に許さない。絶対にだ。「原作へのリスペクトはないのか?客寄せパンダを使った薄っぺらい金儲けを優先するのか?作品をなめとんのか?」と思わせるような吹替は嫌いだ。好きな人もいるのかもしれないけどね。
でもこの映画ではそういう違和感は無かった(まず原作見てないし)。ただキャストの紹介を初めの方で流す必要ある……?

人間は多分誰も死んでないが、エイリアンは全滅している……。
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