いずぼぺ

インビクタス/負けざる者たちのいずぼぺのレビュー・感想・評価

4.0
再鑑賞。
ラグビーのスクラムを下から撮った映像は、さすがに今回のワールドカップでも観ることがないので興味深かった。

本当に強い人間は自分の強さもその影響力も知っている。「許しこそ最強の武器」。
私を含め多くの日本人にとって、平等とは生まれながらにもち当たり前のボンヤリとした概念である。しかし本作の舞台南アフリカにおいても、また世界中においてもそんな幸せなことは少ないように思う。多くの人にとって平等とは険しい道のりを経て手に入れたもの。時には多くを失ってでも。
本作のなかでもネルソン・マンデラの言葉はその道のりを経た重みがある。

「国の誇りだ」
「誇れる国にしてくれてありがとう」
果たして、私は自分の祖国日本を心の底から誇れるだろうか。
誇れる歴史もある。しかし、誇るべきではない歴史もある。でも、未来は誇れるものであって欲しい。

うろ覚えではあるが、
l am a master of my fate,
l am a captain of my soul.
190