"Listen to your country!!"
かつて人種差別が横行していた南アフリカをひとつにまとめた偉人ネルソン・マンデラとラグビー南アフリカ代表の絆と感動の実話に基づいた物語。
監督は「運び屋」のクリント・イーストウッド、キャストは「グッド・ウィル・ハンティング」のマット・デイモン、「ラストベガス」のモーガン・フリーマン等が出演。
1994年、南アフリカ。ネルソン・マンデラは同国初の黒人大統領となった。当時人種差別差別制度であるアパルトヘイトが横行していた国でマンデラはその制度を廃止、国の統一化を目指した。当時人種差別の象徴であったラグビーを通して国民の統一を図りたいと考えたマンデラはラグビー代表キャプテンにその意思を伝える。そして、同国開催のラグビーワールドカップ。新たな南アフリカの快進撃が始まる。。。
まず本作の最重要キーワードであるアパルトヘイト。オープニングシーンで多くの差別的な描写が盛り込まれている。特に、ほぼ白人で占めるラグビー代表の練習場から一本の道路を挟んで反対の荒れた広場では黒人の子供達がサッカーをしている描写は印象的。
最後の試合、様々な場所で見ている観客達が映るが、その多くは白人と黒人が共に喜ぶシーンである事からも国の統一というメッセージがあったと思う。