サーフ

超高層プロフェッショナルのサーフのレビュー・感想・評価

超高層プロフェッショナル(1979年製作の映画)
3.1
物語の導入部分は「七人の侍」みたい。困難な出来事に対して、1人の人物がその道の名うてのプロを集めていく感じがそれっぽい。

邦題の通り建設中の超高層ビルを舞台にライバルの妨害を乗り越えてビルを完成とせようとするお話。
ちゃんとしたCGも無い様な時代に作られた作品なので舞台となる超高層ビルもおそらく実際のビルでの撮影だろう。一人称視点で剥き出しのビルの鉄骨ひょいひょい渡っていくのは掌が汗でジトッとなる。
この前NHK見た霞が関ビルの建設映像がこの映画そのまんまの映像だったので当時の高層ビル建設のリアルな視点だと思う。

同じ超高層ビルを舞台にしたロバート・ゼメキスの「ザ・ウォーク」も手汗でビチョビチョになってけれど、今作はガチ鉄骨渡りなので恐ろしさはこっちの方が上かも。

ストーリーは汗臭い、泥臭い男たちのビル建設に対する情熱と矜持。
そこまで前面に押し出されてはいないが矢張り「死」と隣り合わせの環境下。極限状態での仕事という面も垣間見え緊迫した展開も良い。
サーフ

サーフ