saya

ジョー・ブラックをよろしくのsayaのレビュー・感想・評価

4.5
大好きな作品!

初めて観た時は、あまりにもブラッドがピット過ぎてただただ彼に釘付けって感じでしたが、大人になってから観るとアンソニーホプキンスが演じる父親であり社長であり1人の人間としての言葉一つ一つがとても大切なものに感じる作品です。

むしろジョーとスーザンの恋はおまけのように思えるくらい、ビルを通して見るからこそ2人の関係も尊く思えます。

全能の死神がこの世でピーナツバターにハマったり、人間の女に恋をしてぎこちない初めてのキスやセックスをする様子なんてある意味滑稽で微笑ましくなってしまう。

ビルにしてみれば、娘達のことも会社のことも本当は不安だろうし、これからも手をかけて見守って育て上げていきたかったろうに、死神の到来により腹を括る姿は潔かった。

「去り難い、それが生だ」
この世に去り難さを感じるジョーと、
未練はないと堂々とジョーの隣に立つビル、
2人の背中越しに花火が上がるシーンでいつも涙が出てしまいます。
映像も曲もとても良い。

初めの方は、人間界初心者なジョーに合わせてコミカルなBGMが使われていたりするのに対して、最後に流れる「この素晴らしき世界」のなんと沁みることか…(^^)

ブラピやアンソニーホプキンスは勿論、
ヒロインのクレアフォーラニも目が情熱的だしドレス姿が綺麗過ぎます。
saya

saya