この映画は、現代のお伽話として楽しむ作品だと思います。
ジョーが乗り移った男性の家族は？事故処理はどうなった？大富豪の男性はどの様に亡くなったのか？なぜヒロインは全てを悟る事ができたのか？説明のつかない描写はたくさんありますが、重要なのはそこではないと感じました。
Netflixの配信で鑑賞しました。
正直映画の長さには驚きました。あっと言う間と言える程のテンポでもないので、静かな映画が苦手な方にはお勧めできません。
映画の中盤、下界に降りてきたジョーが美味しい食べ物に出会ったり、フカフカのベットで寝たりとひょうきんな一面が面白いです。
ヒロインの美しさは本当に息を呑むほどです。富裕層のご令嬢と言う役柄の為か、終始落ち着いた物腰で品があります。話し方もおっとりした感じでエレガントな女性です。
映画のクライマックスで、大富豪の男性とジョーが一緒に橋を渡っていくのですが、実にかっこいい後ろ姿でした。
この大富豪の男性が、果たして良い上司だったのか、良い父親だったのかは本当のところは分かりません。でも人生を全うして堂々と歩く彼の背中は
とても立派に見えました。
きっと一代で築き上げた会社なのだろうなぁと思います。子育ても終えた彼の、【後悔はない。しかしこの世は去りがたい】と言うセリフは響きました。
私もそんな風に言えるかなぁ...言えるように生きたいな。
