"Love is passion, obsession,someone you can't live without"
ある死神が1人の青年の身体を借りてこの世に舞い降り、愛や家族、人生の素晴らしさに気付かされていくヒューマンでありファンタジー。
監督は「セント・オブ・ウーマン」のマーティン・ブレスト、キャストは「OUP in Hollywood」のブラッドピット、「羊たちの沈黙」のアンソニー・ホプキンスやクレア・フォーラニが出演。
一流企業の社長であるビルに突如聞こえる、天からの声。それは死を迎えにきた死神の声であり、死神はある青年の身体を借りてこの世に姿を現した。その青年とは、ビルの娘であるスーザンがとあるカフェで出会った青年だった。死神はビルの死を迎えに来た訳だが、恋愛や家族、人生の素晴らしさに気付かされるのだった。。。
ブラッドピットの演じ分けが見事だった。生前の気さくな青年と、この世に初めて訪れた死神という極端に違う背景の2人を見事に演じていた。
途中で気付いたのは、死神の役をしている時彼は瞬きを全くしていないという事。それが非人間的な、かすかに不気味で違和感のある印象を与えていると思った。
1番印象的なのは、カフェから出て逆の道を歩く2人がお互いを気にして振り返るんだけど、タイミングが悪くてすべてすれ違ってしまうシーン。
気持ちを伝えたいけど迷いが生じ、どこか相手に振り向いてくれることを期待するもどかしい場面が良かった。