名作と言われ続けていたので、観たくらいのミーハーな感覚で臨んだ。
男女間における友人として、関わり続けていたサリーとハリーが、電話越しに同じ映画を見て、感想を言い合うくらいのフランクな関係が、後に一度関係を持った事で互いに距離を置いてしまう。ジェンダーが違うからこそ、こういったことはよくある話なのかもしれないけど、寂しい。家で1人クッキーを食べて、毎年恒例の特番でも観て新年を迎えるつもりが、適当なジャケットを羽織って彼女のいるパーティへと向かう姿はタキシードを身にまとう参加者よりも品があった。クライマックスの名言の連続で結局泣いてしまった。長男だから泣いちゃダメらしい。