主人公2人の距離感が凄く丁度良い。情熱的とか甘々な感じではなく凄くサラッとした温度感。見ていてとても心地良いし、ずっと見てられる。というかずっと見ていたいと思える2人。二人の会話の応酬の面白さもある。
ストーリーは友達同士だった2人がだんだんと意識し始めて…という王道物。王道の物語の中でも2人のキャラクター性の面白さ(特にハリー)や要所要所で挟み込まれるコメディ要素がこの映画を魅力的なものにしている。
コメディ要素でいうとアメフトの試合のシーンが凄く好き。男同士結構シリアスな話してるのに観客のウェーブが遮られるシーンは普通に笑っちゃう。
映画を彩る音楽も素敵。ルイ・アームストロングやフランク・シナトラのオシャレでムーディな音楽が甘すぎない大人の恋愛を印象付けているような気がする。
最後のハリーがサリーにいうセリフがめっちゃ良い。「1日の最後におしゃべりしたいのは君だ」っていうセリフはグッとくる。そりゃ素敵な思い出のまま1日終えたいよね。