ちげ

恋人たちの予感のちげのネタバレレビュー・内容・結末

恋人たちの予感(1989年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ラストシーンが感動的で涙が出てきます。
"真夏に風邪を引く君を愛してる
サンドイッチの注文に1時間半、でも君が好きだ
僕を見るときの眉間のシワも魅力的だ
僕の服にしみつく君の香水の香りを何度嗅いだことか
夜寝る前に1日の出来事を話し合えるの相手君だけだ
寂しとか大晦日とかそんなの関係ない
残りの人生を愛する人と過ごしたいと思ったら少しでも早く始めた方が良いだろう?"
このセリフ、最高です。その後のサリーの大嫌い大嫌いも、良い。

この映画は「男女の間に友情は成立するか」という議論から始まるのですが、男性はハリー(ビリー・クリスタル)に、女性はサリー(メグ・ライアン)に共感する部分がたくさんあると思います。映画を観ながら、そうそうだから男は、、とか思う部分もありましたが、相手のダメなところも愛しく思えることが、愛なのかなと思わせてくれます。
所々の場面に何組もの夫婦の馴れ初めを語っている場面があって、その各シーンも面白いです。第一印象が最悪でもお互いどこか惹かれ合うところがあって、そして結婚して夫婦になっていく、お互いにしか分からないいくつものストーリーがあって素敵だなって観ていました。誰かと一緒に人生を歩むって素晴らしいなと思います。

恋人同士で見るのも良いですが、恋をしていない人、人を好きになるってどういうこと?って思っている人に見て欲しい作品。
ちげ

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