まめだいふく

ハードボールのまめだいふくのレビュー・感想・評価

ハードボール(1989年製作の映画)
3.0
 完全自己満足でお送りする不定期企画『レビュー0件映画を鑑賞してみた』
 これはFilmarks内で未だレビュー投稿のない作品をあえて鑑賞し、レビューを書いてみようじゃないかという、無謀かつ誰得な企画です。

 とりあえずのルールとして、Markされていても、レビュー欄が空欄だったり、あったとしても「記録」や「過去鑑賞」のような、レビューとは言い難い内容の書き込みもレビュー無しとみなします。

 さて、今回鑑賞した作品は……
 『ハードボール』 LDで鑑賞
 1989年 アメリカ  アクション   先客無し

 ロス警察の二人の刑事、チャーリーとジョーはロスの暗黒街を牛耳るマフィアの大物ビラノバを刑務所送りにするための切り札である証人コニー(ビラノバの妻)と彼女の連れ子であるビリーの護衛に当たる。
 血も涙もないビラノバは、あの手この手でコニーとビリーを消しにかかる。二人の刑事はどう立ち向かうのか……。

 いわゆる刑事のバディものなのだが、性格の違う二人の凸凹コンビぶりを描く作品とは違い、本作はどちらの刑事も結構型破り。バイクで二人乗りする際に、どちらが運転するかを決めるのに、街頭に石を投げて最初に割った方が決定権を得るとか、刑事のやることじゃない。
 肝心のストーリーは単純明快で分かりやすい。良くも悪くもひねりがなく、ストレートな勧善懲悪物語。裏を返せば浅いとも言える。そしてとにかく尺が短いので、あっという間に解決してしまう。
 見せ場であるはずの銃撃戦やカーアクションシーンもやや迫力不足。

 もしかしたら『リーサル・ウェポン』のようにシリーズ化を狙っていたのかもしれないけれど、二人の刑事の個性がそんなに際立っていなかったので、またこの二人の活躍を見たい! とは思わなかった。
 とりあえず、全体的にちょっとインパクトに欠けるかな。

 ちなみにタイトルの『ハードボール』なんだけど、チャーリーが野球好きというところから取ったのか、テーマソングのタイトルが『ハードボール』なので、そこから取ったのか、いずれにせよ本編とは関係ない。別の意味合いが込められているとも思えない。
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