miyu

ぼくを葬る(おくる)のmiyuのレビュー・感想・評価

ぼくを葬る(おくる)(2005年製作の映画)
3.8
どこかドランの『たかが世界の終わり』を思い出させる映画であったが、ヒリヒリした強烈なインパクトを与えたドランの映画よりは、オゾンの方が、ずっと、優しくて、染み入るように美しくて、そして儚ない。。。

似た様な題材でありながら…
オゾンのこの映画には、救いを感じた。。。
どこか未来への救いの様なもの…

主役のメルヴィル プポー
『ブロークン イングリッシュ』以来のファンで、ドランの『わたしはロランス』でかなり有名になったが…
彼、本作ではかなり減量したのが目に見えてわかった。。。
役者魂を感じる…

プポー以外で、好きなのは『アスファルト』で看護士を演じていたヴァレリア ブルーニ テデスキー。。。
最初 チラッと出てきた瞬間、彼女はきっと、主役と何ら絡みを持つだろうな…
って〜
そんな気持ちにさせる。。。

そして、忘れてはならないジャンヌ モロー❣️
存在感は、半端なかった…

『たかが…』でも余命宣告の後、直ぐに親兄弟にそんな自分の大事な事を語らないが〜
それって、フランス的なの???
その辺りが、自分の中では、消化しずらい部分であったが…
家族って、そんなにチカラのないものなのかな??
が、両映画から感じた ワタシの素朴な疑問。。。
miyu

miyu