このレビューはネタバレを含みます
長いけど集中力が続いたのは登場人物たちのいく末が気になったから。主な3パートどれも集中力途切れなかった。話しかける為に眼鏡を落とす、ガラスの入った水筒を渡すなど人間描写が描かれていた。それぞれのパートで一本の映画を作れそうと思った。
ドキュメンタリーチックだけど、患者が後に活躍するなど物語性もあって見やすい作り。そして終盤で希望を感じさせるのも物語ならでは。でも沼で子供が溺れ死ぬなどのリアルさもある。モノクロなのは映像の残酷さを緩和させるものなのかな。
見逃した男が鏡で裸の自分を見つめる場面、「千の死を死ぬ」というラップが印象的。