銀鮭

DOGMAN ドッグマンの銀鮭のレビュー・感想・評価

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)
3.0
野音のライブを見に行くクルマで、友達がこの映画を見たと言った
いろんな犬がいっぱい出る、ケイレブとい役者が出演してる、そんな風に聞いた
ライブから帰る道すがら、サントラを聞かせてくれた
古いいい音楽を使っていると
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ドッグマン
同じ題名の映画が2本あるんだな
どっちだろうと思ったが、友達はリュックベッソンの映画が好きそうだから、こっちだろう
いい音楽を使っている
特にゴッドファーザー愛のテーマを女性ボーカルでやってた曲、エディットピアフの曲が良かった
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演劇の先生の挿話が良かった
彼の人生の一瞬の輝き
恋愛と失恋
悲しい結末になったが、彼は克服して新しい人生を始めた
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最後、彼は死んだのだろう
映画の帯は新しいダークヒーロー爆誕などとへんなことが書いてあったが、配給はいったい何を見ているのだろう
彼は脊髄をやられて、歩き続けると死ぬって言ってたじゃないか
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この映画をどう解釈すればいいのか?
別に解釈しなくていいのだろう
中国の昔話には、全く意味もく結論のない話があるという。いくつか見たり読んだりしたこともある
そういう類の映画なのだろう
リュックベッソンの映画作りもそういう境地に達したのか
失敗したのかもしれないが
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リュックベッソンの映画の背骨は、社会的弱者が、タフな世界でなんとか生き抜く、というものと思っている
レオンの不器用な男、ネグレクトされた少女、ニキータの逃げ場のない女
グランブルー、ルーシーもそういう見方ができる
その背骨に沿った文脈として、この映画は解釈できるかもな
銀鮭

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