ナツミオ

知りすぎていた男のナツミオのレビュー・感想・評価

知りすぎていた男(1956年製作の映画)
4.2
NHK-BSプレミアム録画鑑賞

ヒッチコック監督の巻き込まれ型サスペンスの名作。
ドリス・デイが歌う『ケ・セラ・セラ』はアカデミー賞歌曲賞受賞。

1956年米作品
監督 アルフレッド・ヒッチコック
音楽 バーナード・ハーマン
出演 ジェームズ・スチュワート ドリス・デイ

モロッコに家族旅行に来ていたアメリカ人のマッケンナ一家(スチュワート、デイ)。
某国首相の暗殺計画に巻き込まれ息子を誘拐される。
息子の行方を追うため夫妻はイギリスへ向かうが・・・

ヒッチコック監督自身のイギリス時代作のカラー・リメイク作。

オーケストラの演奏シーンから始まり、観客にシンバルの音を印象付ける。
指揮者は本作の音楽も手がけるバーナード・ハーマンが実名で登場。ヒッチコック作品の常連。

途中モロッコのホテルの部屋でデイが歌う『ケ・セラ・セラ』。
デイ演じるマッケンナ夫人ジョーは元有名舞台女優。
歌手でもあるデイの歌声が聴け、息子とのデュエットも良い場面。

サスペンスのタイミングが非常に良く、笑える場面も所々に挟まれ楽しみながら、ハラハラ感を高めていく。
特に
クライマックスの狙撃迄の緊張感

ホールでのジョーの困惑

コンサート会場の楽器の使い方

ジョーの歌声と息子ハンクの口笛

Whatever will be, will be(なる様になるさ)
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