しっかり歌舞伎でした。でもあの時代もし松永弾正の謀反がなく足利義輝が生きていたとしたら、どんな日本になっていたんだろう。時間遡行軍はそれらのシミュレーションを行ったうえでの進軍だったのだろうが、はたしてどんなふうに変わっていたんだろう。しかし刀剣男子がこれほど歌舞伎にマッチするとは思ってもみなかった。ある意味SFなんだけど、設定が日本刀の付喪神というところから、日本刀が活躍した時代が舞台となり、歌舞伎の舞台設定にかなり役立っていたのでしょう。さらに基本的に立ち回るのが男子なので配役も容易だったかも。音楽も和楽器で違和感なかった。歌舞伎がもともとは流行りものとすればまさにはまった題材ではありました。新作シネマ歌舞伎はやっぱり楽しいなあ。次が楽しみです。
