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片目のジャックのmasayaanのレビュー・感想・評価

片目のジャック(1960年製作の映画)
3.5
男たちの裏切りと、別れと、復讐と、、、愛。

かつて自分を裏切った男を殺しに行った筈が、裏切り男の娘とロマンスに落ちてしまい、さて、男が選ぶのは復讐か、愛かーーなんて、高潔な戯曲のテーマのようだけど、さあ泣けと言わんばかりに、壮大なオーケストレーションで煽る煽る(笑)

陳腐っちゃ陳腐だなー、と思いつつもどこか憎めなかったのは、死刑を控えた男と、男を最後まで愛そうとする女の姿が、どことなく『肉体の冠』を思い起こさせたからか。
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