YasuhitoArai

春の驟雨のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

春の驟雨(1932年製作の映画)
3.5
パウル・フェヨシュ監督作品。
住込み家政婦として働くマリーは、舞踏会の日に男に誘惑され、子どもを身籠るが・・・という話。

初期のトーキー作品らしく、ほとんど台詞無くサイレント状態で続く。
内容は、一人子どもを抱える女性の不幸。マリー役のアナベラの表情が良い。そして不幸が訪れてからの睨み付けるような目付きへの変貌が良い。

ハンガリーが舞台なので、女性達がハンガリーの民族衣裳を着ていたのが面白かった。
最初の家政婦のシーンといい、男相手のカフェのシーンといい、クスリとさせるシーンもあった。
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