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不意打ちのhideharuのレビュー・感想・評価

不意打ち(1964年製作の映画)
2.7
2020.4.17 DVDを再見。

先日、鑑賞した「八月の鯨」でベティデイヴィスと共演していたアンサザーンが出演しています。

主演はデイヴィスがハリウッドで唯一の友人と認めるオリヴィアデハヴィランド。最初は本作はジョーンクロフォード主演で企画されましたが「ふるえて眠れ」でデイヴィスと共演が決まり降板。クロフォードは「ふるえて眠れ」も結局降板して、こちらも代打はデハヴィランドになった。

炎天下の高級住宅街、ヒロインは腰の手術をしたばかりで屋内には小型エレベーターが。
運悪くちょっとした事故と偶然で送電線が切れてエレベーターで2階に上がる途中で止まってしまう。

非常ベルを聞きつけて最初に現れたのは乞食、しかしワインやトースターを盗むだけで助けるなんてしない。更に乞食は娼婦を伴って再度押し行ったり、それを見ていた極悪不良3人組が加わってやりたい放題。

割と限られた範囲での話で90分を超えているので正直なところ途中でダレる。
流石に2度のオスカー受賞歴のあるデハヴィランドだけあって熱のこもった演技しています。
サザーンは見せ場があまりありませんが当時50代後半にしては綺麗な方かな?
そして本作で本格的に映画デビューをしたジェームズカーンが不良のリーダーを演じていますが本当に顔付きとか悪たれって感じで演技というよりは地で演ってる感じがしました。

不法侵入者の狼藉よりも都会の無関心の方が恐ろしいと思う1本です。
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