♯38(2025年)私は悪夢
A24作品
主人公は普通の暮らしをしている大学教授でハゲたおじさんのポール・マシューズ
ある日、何百万人という人々の夢の中に一斉にポールが現れ、一躍有名人となる。
道ゆく人からもてはやされ、メディアにも取り沙汰されるようになり、バズりまくり夢だった本の出版まで持ちかけられる。
しかし、そんな夢のような日々は突然終わりを告げる。
夢の中のポールが暴力や性犯罪を働くようになり、現実世界で大炎上。その人気は一転、ポールは人々から一気に嫌われ者になり、大学の生徒は授業を欠席し、ダイナーでは退店を促され妻の仕事にも影を落とし、娘はイジメの標的になってしまう。
何もしていないのにバズってしまい、何もしていないのに大炎上したポールの運命は…。
◆良い点/注目ポイント
・ハゲたニック・ケイジの髪型を見て、私は髪が薄くなったらステイサムの写真を持って美容院へ行こうと心に決めました。
・大学の教授であるポールは、娘の中学校の校長に呼び出された際に学歴マウントを取ってしまったりしてその他の言動においても社会的死亡フラグが立っています。
◆改善点
・夢の効果で若い娘とのラッキースケベのチャンスをオナラ程度のアクシデントで退場するなんて非常にもったいない。
和牛のカルビをテーブルに落としたぐらいで捨てるのと同じです。私は再び焼いて食べちゃいます。
◆総括
・人生は良い時も悪い時も波があるので、絶頂期の時こそ謙虚に振る舞い敵を作らないことがとても大切。
大物ハリウッド俳優のニック・ケイジに対して、オナラをさせ、ボウガンの矢を刺し、おじさんに殴らせてしまう
A24とアリ・アスターに世代交代の息吹を感じました。
-2025年38本目-