たむランボー怒りの脱出

エイリアン3のたむランボー怒りの脱出のレビュー・感想・評価

エイリアン3(1992年製作の映画)
2.0
再見。全員がフーコーみたいな風貌をした囚人たちの監獄。リプリーってこんなキャラだったっけ。露骨な誘惑台詞がまずそうなんだけど、それ以上に自らの過去を勿体ぶって言わないことでその秘密をダシにして男を誘惑するみたいな存在として描かれてて、前二作の危機管理能力はどうしたんだ、それにこの人の過去はエイリアンについての生き字引なんだから、まずそれを共有しろよっていうツッコミが入る。そして誘惑された男も本当にどうでもいい死に方をする、どうでもいい人物だった。リプリーを含めその他の人物へのリスペクトみたいなものも別にない。最後だけ高尚な感じにしてはいるけど底は浅い。見るの多分小学生~中学生以来だが今見ると思った以上に褒めるところがなくて悲しくなった。

2007-2008年頃 @VHS
もしかしたら『エイリアン』シリーズ初鑑賞はこれかも。小学生の頃に初めて買った映画のソフトがこの映画のVHSで、たぶんスーパーのワゴンセール的なやつで500円くらい。映画のソフトはこれしか持ってなかったので、学校から帰ったらとにかくこればかり見てた思い出がある。1作目に原点回帰の密室モノ、さらに言えば監獄モノであり、けっこう面白いと思う。