菩薩

アタラント号の菩薩のレビュー・感想・評価

アタラント号(1934年製作の映画)
5.0
『新学期・操行ゼロ』の抑圧されたバネの様な存在達が解放された瞬間のそのエネルギーを90分近く継続するなどもはや奇跡としか言いようが無いが、じゃあなぜそんな事ができるのだ?と言われればヴィゴが「天才だから。」ともうただその一言で説明がつくのではないか。シンプルなストーリーとは裏腹に内容的にはめちゃくちゃな映画だが、そのめちゃくちゃ加減がめちゃくちゃ面白いし、展開と良いショットの決まり具合と良い主役をも食うミシェル・シモンの滑稽な様と言い、なんでそーなるの!と欽ちゃん以上に驚愕かつ幸福な光景がただ目の前に溢れ続ける。更に劇中を彩るかわゆすぎる猫ちゃん達、ニャンコが…ニャンコがぁーーー!!!と猫好きとしては発狂寸前にまで追い込まれる愛くるしさ、もうたまんねぇな…。子猫が肩に張り付き続けてる時点でもう5点、うちの猫より…いや負けない!!!
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