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勝手にしやがれのnewのレビュー・感想・評価

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)
3.4
警官を殺してパリに逃げて来た自転車泥棒のミシェルは、アメリカ人の恋人パトリシアとお互い自由で束縛のない関係を楽しんでいた。そんなある日、彼の元に警察の手が及んでくる。パトリシアはミシェルの愛を確かめる為、彼の居場所を警察に密告、そして彼にも同様に警察が追ってきた事を伝えるが……。

初のゴダール作品を鑑賞。ゴダールの長編デビュー作だとか。
ざっくりの所感で言うとThe・フランス映画って感じ。しかしながら、当時では非常に斬新でいわゆるヌーベルバーグの原点とも言える作品なんだとか。それが、Theと冠をつけられるくらいに今ではベーシックになってるってことなのかなあ。
ストーリーは案外なんともなくて、設定の割には緊張感もない。そう考えるかって思わせるような、異質な会話と軽快なテンポ感を楽しむような感じなのかな。途中で出てきた、謎のフランス人(?)作家は名言のオンパレードで、自身の野望を聞かれたときの「不老不死になって死ぬこと」という言葉が痺れた。
あとは主人公がクズ男過ぎて好きになれないのと、ヒロインが可愛すぎるので差し引きトントンというところか。
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