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勝手にしやがれのnknskokiのレビュー・感想・評価

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)
4.6
ジャン=リュック・ゴダール初の長編映画
死を意識した男と自由を追う女の逃避行

「勝手にしやがれ」

ゴダールは「映画は女と車があれば撮れる」と言ったけど、ジーン・セバーグが美しすぎる

ゴダールお得意の「関係の無い複数のストーリーの同時進行によるスパーク」がこの時点で少し垣間見れる
建築にガラスを用いることで二つの空間を同時に居合わせることができるような
関係のないものを合わせることで化学反応は起きる
この映画ではストーリーと2人の会話に関連性が無い
さらに2人の会話はブツ切りにすることでスレ違いとにかく噛み合わない
まるで関連性がないように

これがゴダールの詩
秋元康や西野カナのように単に共感を得るものが詩なのではない

「誰とでも寝る女と同じだ。そのくせ愛する男とは寝ない」
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