ベルモット

勝手にしやがれのベルモットのレビュー・感想・評価

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)
4.2
初ゴダール!
おそらく1番取っ付きやすい作品を選んだので、すんなり入ってきて正直呆気にとられている。

白黒の画面に異国の街並みと異国人が映っているだけでかなりお洒落で、そこにフランス語が上流階級の言葉のように上品に響く。ときどき出てくる癖のある英語さえなんか良い。
女性の「ミシェル」の発音が色っぽいし、実際にいたら嫌だけどタバコの煙が神秘的で女性を綺麗に見せる気がする。
映画の中でのみ、だが。
あとは細々としたカット割りが初めての感覚だったが面白い。

内容もなかなか興味深いが、それ以外でもこんなに良いところがあるのでまた別の作品を鑑賞したい。

「最低ってなんのこと?」
ベルモット

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