À bout de souffle!
フランスのヌーヴェルヴァーグを代表するジャン=リュック・ゴダール監督による長編第1作
ただフランス人男性とアメリカ人女性の恋愛模様を描いた作品かと思いきや、サスペンスっぽい要素もありなかなか見応えがあります
度々登場する彼女の"Qu’est-ce que c’est~?"(〜って何?)という質問が、言語の壁だけでなく、2人の間にある様々な壁も体現しているようでとても印象的
シーンの連続性を無視してカットを繋ぎ合わせるジャンプカットという編集によりテンポの良い疾走感が生まれ、また登場人物が突然スクリーン越しの観客を見つめセリフを話し出し "第四の壁を破る" ことにより観客をよって物語に引き込んでいく
このように技術的な面においても斬新で革新的な作品です