このレビューはネタバレを含みます
フランスとアメリカ、イタリア、性と愛、善と悪、敵と味方、美など、自由、新聞。
パトリシアは、高尚な趣味。ミシェルに、ルノワールの絵画や、フィリアムフォークナーの小説とか、モーツァルトの音楽とかの感想を聞く。
一方、ミシェルは世俗的、というか性的なものに、まっしぐら。
彼らは、たぶん、同じ「なにかを求める」存在なんじゃないかな。しかし、欲望は同じでも、方法が異なるからすれ違う。
ラストシーンで、裏切りを裏切りとして受け取らず、ただ受け入れてしまう。
たぶん、パトリシアは裏切りを裏切りとして、拒絶されることを望んでいた。だから、受け入れてしまうミシェルをパトリシアは「狂っている」という。そんなかんじ。
あと、フランス語と英語の齟齬がわかりにくかったです。
気狂いピエロの方が個人的には、好き。