メイド・イン・ホンコン/香港製造 デジタル・リマスター版の作品情報・感想・評価

「メイド・イン・ホンコン/香港製造 デジタル・リマスター版」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

ところどころちょっと口を押さえウップとしたくなるシーンはあるけれど(又そこがアジア映画特有でいいのかも)いい映画でした!一番好きなシーンは後半、チャウがどんどん追い詰められた精神状態になり(ナチュラル・ボーン・キラーズのポスターとチェ・ゲバラのポスターが貼ってある狭い狭い部屋で)両手に銃を持ち爆音のリズムに合わせ踊るところですね。素晴らしい映像と音楽!いいなーあそこもう一度見たい!

眉が弓形のベリーショートの女の子ペンは正に「恋する惑星」のフェイウォンのオマージュでしょうか、なんか可愛かった。(オマージュというほど時が経ってないので香港映画といえばベリーショートが当時激流行りだったからか?)彼女の履いてるショーツ、おヘソの上まであるおばさんパンツで宮﨑駿のオマージュでもあるのかと少し思った。その下着にしても彼女を処女として描きたいから一度もチャウと最後までは行かなかったのかな。

チャウが自分の白いパンツを何度も手洗いしたり、部屋に干したり干したパンツが映像に何度も映っていたが実際のセックスシーンはなく、彼女のパンツ、彼のパンツは、彼らの内向した性表現なんだろうな。

そう、覚えています。英国領香港が中国に返還される少し前香港がどんな風だったか。少しお金のある人達は皆逃げ出した。カナダに移住ラッシュ、皆が刹那的だった。この先どうなるか分からない不安感が蔓延していた。香港人達は皆最新式電気製品を次々買う、今楽しめれるだけ楽しめとばかり新しいテレビを買う、先の事を考えたくないから今現在に耽る。だから本作でもテレビを壊したり投げ棄てたりするシーンが多いのだろう(と勝手に推測)。愚かな行動の象徴として「新型テレビ」なのかな。大人達の心臓を取り出したらさぞかし汚い色をしているんだろうとチャウが呟く。大人達が不安定だからその鬱々した心が子供に波及し子供も残忍ないじめでストレス発散をする。その犠牲者がロンか。。でもロンはチャウに庇ってもらえて良かった。日本のドラマにも昔本作にとても似たのがありましたね。萩原健一(ショーケン)の「傷だらけの天使」だ。アキラとオサムだったか、チャウとロンの関係に似ている。歳を取るとこの手の映画ドラマを見ても、はい、無軌道な若者の物語ね、で済まされるけど、若い時というのは実際こういうものだし変に大人の理屈に従う若者は嘘くさくていけない(いや、社会的には従順な人の方が扱い易いけれど)現実は心のままに生きるチャウが本物だ。汚い人間は長く生き、純粋な人間は早く死ぬ。チャウは少し高橋一世に似てるなーと思いながら視聴していました。いやーまたこんなクセのある映画を見てしまうとその後欧米映画いくら見ても感動しなくなるんだなー。
KAZU

KAZUの感想・評価

3.6
中国🇨🇳返還を目前とした90's香港の隠れた名作とのこと。個人的にエドワード・ヤンとかウォン・カーウェイとかの90年代アジアンフィルムの世界観に惹きこまれていて、その流れで鑑賞。

低予算のインディーズフィルムのようで、俳優さんたちの演技がえらい素人感。それはそれで、テーマ的にアリなのかと思うが、いまいち自殺した女の子との接点も不明だし、やたら自慰に耽るのなぜ?ってとこも多々あった。90年特有のファッションや部屋の感じも良かったし、登場人物みんなブス可愛いくて垢抜けないとこも◎

台湾か香港にロケ地巡りしてみたいなぁ。
field

fieldの感想・評価

3.6
4kレストア版観た。フルーツ・チャン監督指揮のもと期限切れのフィルムで粗かった映像をカラー調整され綺麗になったそうだがオリジナルはどんなものだったのだろうか。

返還目前の香港、借金取りのチャウと知的障害のある弟分ロン、ショートカットのかわいい少女のペンを中心に進む青春映画。
低下層の人たちが住む団地など当時の香港の鬱屈したリアルな部分をパッケージされてるようで、主人公の気持ちと重なりよく伝わってきた。

監督自らスカウトしてきた主人公チャウのサム・リーなど演技経験がないながら泣きの演技を天井の水滴に置き換えたり、監督の閃きがあったからこそインディーズと思えぬ雰囲気を醸し出してるのだろう。もちろんサム本人のバックボーンとも監督自ら仰ってるけど。
霧の薄くかかった墓場で叫ぶシーンなど印象深い
ずん

ずんの感想・評価

3.8
デジタルリマスター版で鑑賞
不安定な環境でグラついている彼に心の拠り所となるペンとゆう存在ができて良かった
移り行く時代を感じる一作
りほ

りほの感想・評価

-
切り傷だなあ〜これは
出会ってしまった、みたいな話すきなんだなとおもった

香港いいな
にへ

にへの感想・評価

2.0
最初の金網ショットこそいい感じに思えたが、その後の切れ味の悪い韓国バイオレンスみたいな追いかけっこシーンで興ざめ。掛け算にならない勘違いの効率悪い足し算演出、過剰な説明描写・ナレーションでドロドロのソレ系というのが僕の実感だけど、ギリギリのラインを攻めている分賛否分かれるか。正直鼻に付くダサさ。スローモーとかの安直な使い方なんか特にキツイ。カメラの設置場所なんかは流石にセンスを感じるけども。屹立する低所得者住宅のロケーションが一番良かった。あそこから色々物ぶん投げてみたい笑
墓場のシーンおもしろいし良い
krewksy

krewksyの感想・評価

-
ひんやりパンツ
RyoS

RyoSの感想・評価

3.5
主人公と主人公に守られる知的障がい者、そして二人に好かれる女性という組み合わせがあまりにデ・ジャヴだったが、ギルバートグレイプと同じだった。でも台湾や香港の映画は必ずと言っていい程ハッピーエンドにはならない。それは恋恋風塵や恐怖分子から、あの頃君を追いかけた、怪怪怪怪物!まで通ずるものがある。

ところどころストップモーションが使われてるのは予算不足だからなのもあるのか?でもこれがかえっていい味出してる。
高橋

高橋の感想・評価

3.9
チャンはナチュラルボーンキラーズとかレオンとかロットンとか(多分)好きなようで服装諸々シャレていた。
ザ・衝動なのかと思っていたけどそれだけじゃない
>|