1968年の第1作は、その衝撃度から多少の「ツッコミどころ」を封印できた。
しかし、2年後に作られたこの続編は、
「ツッコミどころ」だらけ。
というより、
「ツッコミどころだけでできている」映画である。
ちょっと例え話
子供が小さかった頃、
「ねえ、パパ、怖い話して、」とせがまれた時があった。
いくつか知っている話をして【大抵怖い映画をアレンジしたもの】、もうネタがなくなった時、
怪談話しながらその場で作っていくことがあった。
そんな時は、途中から話の辻褄が合わなくなってしまう。
「パパ、その人さっき死んだんじゃないの?」みたいな。
この映画、まさにそんな感じ。
なんかいい加減に作って、合わせたような筋。
終盤、主役の男が
「話が通らない!」みたいに叫ぶシーンがあるんだけど、
「それはこっちのセリフだよ!」
意外といえば、意外かもしれないけど、
「そんなのあり?」みたいな結末。
話がつまらないと、どうしても「ツッコミどころ」を探してしまう。
1番の「ツッコミどころ」は、
猿なのに動作のろ!
猿なのに崖とかのろのろ降りるんだ。身体能力はなくなったんかい!
予算の関係かな、
チャールトンヘストンはちょっとしかでないし、セットもちゃちいし、
特に人間が出て来てから、
なんなんだ、あのヒトは?
ヒトが出てから、話がどんどんつまらなく、緊張感なく、どんどんテンポが悪くなっていっちゃった。
迷走して消えちった惑星だね。