河合優実ちゃんは本当映画向きだなあ。細かな表情の研究がずば抜けてうまいし、役作りの為に心身負担をかけた生活をしたのかなってくらい役にはまっていた。たった1人だけ本物がいた。
【選択の過ち】
このテーマは大きな枠組みのテーマだろう。
あの時あーしていれば、という答えを知ってから辿り着く道筋だとか。
結局は人は皆盲目で自分の枠外の出来事を極端に簡易化してしまっている気がしている。
当事者はその何倍の負担を背負っている。
サポートというのはなかなか当事者の心の底までケアするのは難しいしほぼ不可能だろう。
だけどその不可能な事を頭に入れてサポートしてあげると、本当に危険な時もしかしたら気付いてあげられるかもしれない。
【先入観とメディア】
何故この題材にメディアを入れたのか。
僕にはわかりませんし、事実に基づいた話であるのであればここはフィクションな部分なのかもしれない。
そんな違和感がありつつ。
メディアの力が人を貶めると言う事。
事実を事実のまま書く事で招く災いもあると言う事。
報道により、人の人生が大きく一転してしまう恐れがある事。
【環境】
環境というのはとてもとても小さな世界で人々はその小さな世界を生きる道と示す。
その環境がとても残酷であれば逃亡という選択が救いの糧になる。
全てが最悪な方向へと導かれてしまった先に救いはあるのだろうか。
幸せの選択は人それぞれで命を断つ選択というのも時には幸せな道筋なのかもしれない。
ただ、その選択は極力避けたいものだ。
救いの手を差し伸べる意識を一人一人が持ち、小さな怪我で済む為に一人一人が視野を広く持ち、それぞれが違う世界で生きているわけではなく、同じ世界で生きている自覚を持ち、寄り添う事ができれば光は必ず差し込むだろう。