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ライラの冒険 黄金の羅針盤のぴーとのレビュー・感想・評価

3.0
原作は未読。
なるほど、ファンタジーの世界観もきれいだし悪くはないんだけど「う~ん」となってしまうところがありますねぇ。

ライラが他力本願で戦闘中でも基本棒立ちなのはまぁよいとしてアスリエル卿も見せ場もとくにないまま終わり…
ニコール・キッドマンの嫌な女の演技が様になってたコールター夫人もつまんないことでそんな早く本性出さずにもっとライラを丸め込んでおけば何事も起こらずすんなり悪が蔓延って彼女らにとってのハッピーエンドだったのに…物語を展開させるためにライラに牙をむいたと感じてしまう。

2000年~のあたりから少年少女が冒険するファンタジー小説を原作としお金をかけて大々的に打ち出す映画シリーズがブームになってたような印象がある。
その筆頭となっていたのがハリー・ポッターシリーズとナルニア国物語シリーズかな。どちらもちゃんと完結したり何作かは公開されてるのに対してライラは映画1作で続編の製作は中止となってしまった。(原作は3部作らしい)

視聴者と同じ世界に住む少年少女がファンタジーの世界を冒険するハリーポッターとナルニア国物語とは違いライラの冒険はこの世界によく似た別世界の物語なんだね、映画を観る子供が「もしかしたらボクもこんな世界に行くことがあるのかもしれない」というワクワクができないのもひとつとっかかりとしてうまくいかなかったのかもしれないね。
”ダスト”が異世界をつなぐっていうから今後の展開によってはどうなっていくのかわからないけどこの映画シリーズでは見ることは叶わなくなってしまった。

どうやらドラマで今後やっていくようなので機会があれば観てみたいと思います。
アスリエル卿がジェームズ・マカヴォイなんだって?それ魅力。
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