【メタモルフォーゼ】
ジョー・ダンテ監督×クリス・コロンバス脚本×スティーブン・スピルバーグ製作総指揮のホラーコメディ作品
〈あらすじ〉
チャイナタウンの骨董屋で発明家ペルツァーが手に入れた不思議な動物モグワイ。彼はそれを息子ビリーへクリスマス・プレゼントとして贈るが、モグワイには、水に濡らさないこと、太陽光線に当てないこと、真夜中すぎにエサを与えないことの三つの誓いが必要だった。だが、この誓いが破られた時、可愛いモグワイは恐るべき凶悪な怪物グレムリンへと増殖していく。かくして平和な田舎町キングストン・フォールズは悪夢のクリスマスを迎えることに…。
〈所感〉
クリスマスに見たい子供向け映画といえばこれかホーム・アローンなのかな!ギズモはずっと可愛いのだが、そこから分裂したモグワイ、それが変態したグレムリンがキモ怖すぎてギャップがあって良かった。町山さんの本に書いてあったが、本当はギズモもグレムリン化する予定だったらしいのだが、スピルバーグ巨匠が「ギズモはこんなに可愛いくて勿体ないから、最期までかわいいままにしようよ」と言ってそういうストーリになったという裏話。しかもそんなギズモはスピルバーグが飼っていたコッカースパニエルという犬種にキャラデザを寄せたら一発でOKが出たというからこれまた面白い。内容はまぁよくあるパニック物で沈静化するまでも並だと思ったが、ルールを設けてそれを破ると最悪の事態に見舞われるというアイデアが良いよね。ヒロインの父の過去の悲惨エピソードは確かにちょっと謎でそれ要る?と思った。