わが国とか欧州諸国みたいに、数千年の歴史がある国々には、”日本昔ばなし”とか”グリム童話”みたいなおとぎ話があります。
製作総指揮のスティーヴン・スピルバーグは、歴史の浅いアメリカにもそんなおとぎ話をプレゼントしたくて、本作を作ったのかもしれません。
低予算ホラー出身のジョー・ダンテ監督がノビノビと手腕を発揮。
ナイフ片手にグレムリンに立ち向かう母親の描写は、『サイコ』のノーマン・ベイツへのオマージュのようでした。
チャイナタウンで手に入れた謎の小動物モグワイには、飼い方の3つのルールがあります。
① 日光に当ててはいけない
② 水に濡らしてはいけない
③ 午前0時を過ぎたら、エサをやってはいけない
…こうした”それやっちゃダメ”があるのが、いかにもおとぎ話的。
この3つをアレンジすれば、お子さんのしつけにも使えます。
たとえば、
① 火遊びに注意
② 川や海の深い所で遊んではダメ
③ 夜中にお菓子を食べてはいけません
こんな風に教えてしつけを守ってくれたら、ごほうびにギズモのぬいぐるみでも買ってあげればいいんです。
もし守らずにグレちゃったら?
その時は、アナタ(お父さんかお母さん)がグレムリンになるしかありません(笑)。