これクリスマス映画だったのか。
主人公の父親がチャイナタウンの怪しげな中国人から手に入れた謎の生き物「モグワイ」。その愛くるしい見た目の前代未聞なペットを飼うには守るべきいくつかのルールがあった…
どれか一つを間違えたその時、可愛いペットは邪悪な怪物「グレムリン」へと変貌を遂げる…
クリスマスのとある町を舞台に、謎の怪物グレムリンが巻き起こすパニックをテンポよく描き出す。可愛らしい「モグワイ」がグレムリンに化ける一連の描写はなかなかショッキング。トワイライト・ゾーンを製作したスピルバーグとジョー・ダンテがスタッフにいるのも当然な出来でした。
これ出てくるの相当に性質の悪い怪物だし、十分ホラーテイストにできる素材なのに、これだけ明るいトーンで軽快な仕上がりになっているのは前述の御大２人のなせる業でしょう。いや、客観的に観ると結構怖いですよよこの映画ホント。惜しむらくは主人公に味方する(？)モグワイ、「ギズモ」がなんで他のグレムリンから執拗にいじめられているのかあたりの説明が全くなかった点でしょうか。
ある意味全年齢対象のパニック・ホラーなので次のクリスマスにダイ・ハードと合わせ技一本とかでいかがでしょうか。
