ヤスヤス

パーマネント・バケーションのヤスヤスのレビュー・感想・評価

3.8
ジャームッシュ監督の長編初作品であり、卒業作品とのことだが、既にジャームッシュ作品に見られる多くの魅力が詰まっている。ジョン・ルーリーとの関わりも、デビュー作から続いていたことに驚いた。
ニューヨークの薄汚れた街並みや廃墟も、ジャームッシュの手にかかれば、美しい絵になる。
この年頃特有の不安や焦燥、社会に対する違和感、自己愛などが、上手く表現されている。
アリーの読む詩集が同時代の詩人ランボーではなく、ロートレアモンであることも意味ありげに感じる。アリーが口ずさんむ詩は、不遇のまま夭折したロートレアモンがふさわしい、