ミミック

緋牡丹博徒 お竜参上のミミックのレビュー・感想・評価

緋牡丹博徒 お竜参上(1970年製作の映画)
3.5
シリーズ全8作のうちの6作目。お竜(富司純子)の組長の風格が増す一方。ローアングルのショットがいずれもクールに決まる。山城新伍の太もみあげ。君子(山岸暎子)のお手本のようなおたふく顔。雪が降る橋での菅原文太とのシーンのハッとする美しさで絵に描いたよう。シルクハットで頬を紅くして登場した若山富三郎がコメディリリーフとしてやりたい放題。朱の差し色が映える富司純子の着物姿が改めて見ても素晴らしい、あの脚を開いたときに見える赤い裏地の色気ときたら。終盤の文太とお竜の二人での見つめ合いとかちこみシーンは、あーこれがやりたかったんだな。終わり方の切れ味のよさ。
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