さくらもち

コンテイジョンのさくらもちのネタバレレビュー・内容・結末

コンテイジョン(2011年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

今のコロナ禍の状況と重なる部分が多く、新種のウイルスが見つかりどのように広がりどのようにワクチンが作られるのか、がわかりやすく説明された映画でした。

映画では、ウイルスの正体を認識せずに住民が暴動を起こす大パニックになっていましたが、コロナウイルスのことを連日ニュースで特集していたあの日々のように正体を知ることと対策をすることは本当に大切だなと思いました。

ウイルスが広がり始める中、上からの命令を顧みずワクチン開発(ウイルス培養の研究)を進めたり、ワクチン発生の正体を知るため、感染者を広げないために動く人々に感動しました。このコロナ禍でもそのような人々の尽力があったのだと思います。改めて感謝します。

人々ために尽力する人がいるなかで、自分たちが助かることを優先することや、人の食料を奪うための暴力、世界的パニックを利用して金銭を得る人など自分のエゴが優先してしまうところもリアルで苦しかったです。捕虜になった役人の女性のエピソードが印象的でした。

ウイルスの始まりが、“相手に武器がないこと示すための握手”だったというラストにぞっとしました。
さくらもち

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