J四郎

コンテイジョンのJ四郎のレビュー・感想・評価

コンテイジョン(2011年製作の映画)
3.5
ソダーバーグ監督作のパニック映画。
致死率の高い感染症が拡大していく様が描かれております。新型コロナウィルスで騒然としている今観ると実にタイムリーな一品。

出演者はマリオン・コティヤール、マット・デイモン、ローレンス・フィッシュバーン、ジュード・ロウなどかなり豪華です。医者や感染症に翻弄される家族、それを好機と株価操作で儲けるぜ!ってブロガーなど登場人物もバリエーションに富んでいる。

以前観たときはメチャ地味ぃ~なアウトブレイクやな~?と思った。出だしは恐ろしい感染症が広がっていきそう!と凄いけど、その後は特に盛り上がる事もなく進行していく。そして地味ぃに終わってしまう。人物描写もドラマも薄味で面白味もありません。

ただ、感染症の拡大や政府や医療現場の対応、更にはパンデミック時の人間の反応などの描写は実にリアル。まるで災害予想ドラマのような丁寧さはあります。なので、今まさに新型コロナが流行り始めた今に観るとこれほど怖い映画もないかもしれません。さすがにココまででは無いものの、最近ニュースで見るような映像がここには描かれているから。
ただ本当に一番恐ろしいのは何か?そこは読み取る必要がある時期かもしれませんね。

さっき書いたように地味であんまし面白味のない映画ですが、いまこの状況で観るとまた感想が変わるかも知れません。なんか劇中の咳をしている人を観てるとこっちも体調が悪くなってくるかもなので、そこは要注意?
個人的意見ですが、情報を精査してパニックに陥らずに予防に努める。いまはそれしかないと思っております。
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