どーもキューブ

コンテイジョンのどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

コンテイジョン(2011年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

 ソダーバーグ監督の予言予見の感染社会NOW


2011年作品。

この映画を知り直したのは、ツィッター。

感染映画として知っていて劇場鑑賞したのは「アウトブレイク」レネロッソ、ダスティンホフマンの感染パニック映画だ。ちょっとゾンビ化する感じあり。

何だかネット映画の視聴率ナンバーワンの文字。監督は、スティーヴンソダーバーグ!!あの引退から復活の?!お気に入りソダーバーグ監督、鑑賞おさらい。

私は、性欲と不倫について考えなおした処女作。カンヌを揺らした「セックスと嘘とビデオテープ」

私はかあちゃん。んで企業告発してみたら、オスカー受賞した、ジュリアロバーツの「エリンブロコビィッチ」

麻薬戦争からはじまるパラソルドラマ戦線でオスカー監督賞受賞「トラフィック」

カンヌ男優賞を受賞したベニチオデルトロ。革命的Tシャツになったメキシコ政治家「チェ」2部作。

豪華俳優共演の「オーシャン」シリーズは全て未見。見たくなってきた。テレビでよく放送される映画。

ツィッターで知ってからやはり気になって、ソダーバーグ映画久々見てみた。レンタル最後の1本だった。



ひとつちょっとアジア歪曲的な展開あってそこは、うーんと納得出来ず。

だが、あとは、な~るほどなあ。ていうかマジ「2020now」で驚愕した。あまりにもリアルだ。

冒頭は、「咳」からはじまる。素晴らしくリアル。

福祉の方になったケイトウィンスレット。素晴らしい熱演。
何だか納得しちゃったマリオンコティアール。巻き込まれる側になるマリオン。
博士にふんしたローレンスフィッシュバーン。
グウィネス・パルトロウの美貌と崩れ。
マットデイモンのパパぶり。
ジュードロウの狼記者。

多層ドラマをカウントしつつ、いつのまにコンディション(感染)ワールドを描いている。これが「2020 NOW」をリアルに表現する予見性が抜群に凄い。素直に先取りしていて驚いた。

ソダーバーグは、感染症、病理関連の調査、助言に基づき世界観を構成していたのが、特典映像でわかる。

パンデミック世界を描いているのを見るのは、実は本来あんまり嬉しくない。
だが、ソダーバーグのやりきってる今の「コロナ」問題との相似性、先取り感を是非見て欲しい。
ジュードロウの一匹狼ぶりを、
フィッシュバーンの結末を、
混迷の嵐に会うマリオンを、
マットデイモンのパパぶりを、
見て貰いたい。
こんなん日本映画で成し遂げたのは、いる訳ないし、映画監督より小説家の方が1枚うわてだ。


さて
ソダーバーグが描いた
感染社会
コンディションワールド

ぜひ、どうぞ。


追伸
連日ニュースで「新型~」と「A~C」のCMを見ていると気がめいる。
んで映画見ようで本作のコロナもどきパニック映画見てさらに気が滅入らないよう祈願す。

ていうかソダーバーグ凄い!!!こういう達成、映画文化に、疎い、狭い、渋い日本映画には無理だなあ。

Save the J MOVIE!
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